
こんにちは、ざっきーです。
もし、女子中学生に「私は200歳まで生きるつもりだ」と真顔で言われたら、どう思いますか?
「ひきますよね・・・」
これ、話題の小説『成瀬は天下を取りにいく』の主人公のセリフなんです。
3部作でもう完結してるんですけど、「なんか、人生つまんないなー」と感じている人にこそ読んでほしい1冊です。
空気を読まない少女のまわりに、人が集まる理由
主人公の成瀬あかりという少女が、とにかく変わっているんです。
表情は乏しいし、空気も読まない。
でも、誰よりも自由で、自分のやりたいことに真っ直ぐなんですよね。
たとえば、閉店が決まったデパートに毎日通いつめたり、いきなりM-1に出場してみたり。
周りから見たら「それ何の意味があるん?」ということばかりに全力を注ぐ。
決してウケ狙いではありません。
ただ、彼女がそうしたいから、そうする。
その結果どうなると思いますか?
彼女の周りには自然と人が集まってきて、殺人事件も幽霊も出てこないのに、いつの間にか面白いドラマになっていくんです。
主人公のキャラが立ちまくってるからなんですよね。
つまり、その人自体がおもしろい人は、日常をそのまま話すだけでおもしろいということ。
コロナで外出自粛だった頃、芸人さんたちは新しいエピソードトークが生まれなくて、めちゃめちゃ困っていたという話も聞いたことがあります。
普段の行動が、とにかく大事ってことですよね。
迷ったら「ネタになるかどうか」で決める
私はこれ、かなり意識してます。
何か新しいことをしようか迷ったとき、
「これやったら、人に話したらおもしろいかな?」と考えるんです。
成功するかどうかとか、役に立つかどうかではありません。
「ネタになるかどうか」です。
この視点に変わってから、「失敗してもネタになるからいいか」と思えるようになりました。
失敗が「おいしい」に変わる仕組み
実はこれ、心の健康という面から見ても、めちゃくちゃ理にかなってるんです。
認知行動療法(考え方のクセをほどいて、気持ちを楽にする心理療法)に、「怖いと思っていることを、試しに小さくやってみて確かめる」という方法があるんですけど、まさにそれなんですよ。
年を重ねてくると、どうしても失敗が怖くなるじゃないですか。
「いい歳して恥をかきたくない」
「バカにされたくない」
そうやって「失敗=ダメなこと」と決めつけて、自分で自分の行動にブレーキをかけてしまう。
でも、「ネタにする」と決めると、目的が変わるんです。
成功か失敗かを競うのではなく、「どうなるか確かめてみる」「面白いエピソードを拾う」に変わる。
もし失敗しても、「はい、面白いネタが取れました!」と思えれば、それはもう失敗じゃありません。
むしろ「おいしい」わけです。
そうやって頭の中の受け止め方を書き換えていくと、不思議なほど怖さが消えて、フットワークが軽くなっていくんですよね。
「失敗してもネタにして話せば、案外みんな笑って受け入れてくれた」
そんな経験が積み重なると、しょーもないプライドがなくなっていきます。
気づけば20代の頃のように、「次はあれやってみようかな」と思っている自分に戻っていたりしますよ。
成瀬が200歳なら、私も150歳くらいまでは
冒頭の話に戻りますね。
「私は200歳まで生きるつもりだ」と言い放った成瀬あかり。
この小説を読んでいると、彼女のちょっと笑っちゃうような行動力に圧倒されて、「あ、成瀬なら本当に200歳まで生きるかもしれないな」と本気で思えてくるんです。
不思議なもので、そうなると私自身の感覚もバグってきまして……
「成瀬が200歳なら、自分も150歳くらいまでならいけるんじゃないか?」
いや、マジで。(笑)
もし人生が150年あるとしたら、私たち50代なんて、まだまだ小学生みたいなもんでしょ。
折り返し地点にすら来ていません。
人生、まだまだできることだらけです。
失敗を失敗と思わずに、チャレンジを楽しみながら、一緒にやっていきましょう!
ではでは。

